1966-10-17 第52回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第6号
たとえばふろたき炭なんかで、あるいは家庭用炭で一袋二十キロのを売っておるわけです。それが二百五十円しておる。二百五十円で二十キロといいますと、一トン一万二千五百円ですよ。そういう状態ですね。ですから、こんな高い石炭を一体国民がほんとうに信頼して買うだろうか、そういう気持ちがしてなりません。ですから、政府もそういう点についてはもう少し努力するし、業者にも努力するように言う必要がある。
たとえばふろたき炭なんかで、あるいは家庭用炭で一袋二十キロのを売っておるわけです。それが二百五十円しておる。二百五十円で二十キロといいますと、一トン一万二千五百円ですよ。そういう状態ですね。ですから、こんな高い石炭を一体国民がほんとうに信頼して買うだろうか、そういう気持ちがしてなりません。ですから、政府もそういう点についてはもう少し努力するし、業者にも努力するように言う必要がある。
千二百円下げた下げたというけれども、結局家庭用炭はひとつも下がらない、こういった状態でしょう。販売で競争するというのは、資本主義においてはそういうこともあります。しかし、いまの炭鉱はそういう状態にないのです。ですから私は、販売について抜本的な対策を立ててもらいたいと思いますが、次官、どうですか。
これは相当流通機構が複雑になっておりまして、そういうところに一因があるわけでありまして、その点については、有沢調査団も、ぜひともこれは流通の合理化をして、家庭用炭をもう少し下げるべきであるという答申が出ておりまして、その答申の線に沿いまして、今回も合理化事業団に、そういう流通機構の整備のための援助金を出せるような仕組みにしておりまして、そういう点から今、業界のほうと話し合いを続けております。
○政府委員(中野正一君) 今申し上げましたように、家庭用炭の流通機構というのは相当複雑になっておりまして、そういうところにも暖厨房用炭の値段の高い原因もあると考えますので、そういうことについて、本年度はまず東京からぜひ着手したいということで、今真剣に取り組んでおります。話し合いをしているわけでございます。
また、家庭用炭以外のものについては、相当シビアに千二百円でいく線が、相手が大口の需要家でありますので、どうしても要請されるし、そういうことになっている。
次に、流通機構を整備し、価格の低下をはかると言うが、ほんとうの東京における家庭用炭の価格はどの程度と通産大臣は見ておられるのか。同時に、電力用炭の各社別の価格を明らかにしていただきたい。 次に、昭和三十四年にきめられた石炭合理化基本計画と先般閣議で決定をした政策大綱との違いは、一体どこにあるのか。 次に、労働大臣にお伺いをいたします。
東京における家庭用炭の価格は、産炭地炭価より相当高いと聞いております。したがって、流通機構の問題は研究の要があると思います。また電力向け石炭の価格はカロリー当たり五十銭前後と聞いております。三十四年と三十八年の石炭に対する計画は大きく変化を見せましたが、これは主としてエネルギー化学の変化によるもので、やむを得ないものと存じます。(拍手) 〔国務大臣大橋武夫君登壇、拍手〕
これは言うまでもなく、石炭需要の拡大をはかる上にも、石炭鉱業の安定を期する上にも欠くことのできない問題でありまして、電力、鉄鋼、セメント業界の長期引取量を確保するとともに、家庭用炭、暖厨房用炭の需要を喚起するよう強力な指導を行なうべきであります。
このようにいたしまして、工業におきましては、今まで電気にいたしましても、鉄鋼にいたしましても、セメントにいたしましても、セメントは傾向が変わってきましたが、だんだん消費がふえてきたわけでありますが、ところがいわゆる家庭用炭といいますか、そういう面がかなり減ってきたということはおわかりを願えると思うのでありまして、そういうことが一つは重油といいますか、油の需要が起きてきた原因でございます。
ただ問題は、いわゆる家庭用炭になって参りますと、たとえば自分のところは山口の無煙炭を使いつけておる、あるいは天草の炭を使いつけている、あるいはまた常磐の炭を使いつけている、こういうようなことで、それぞれの得意があるようでございますが、そういう意味の場合だと、いわゆる石炭の小売業者、その手を通ってくると、それは非常に高いものになる、かように思います。
というのは、一般の家庭用炭が高くなるという意味です。この前、岡田君がちょっと質問しておりましたが、そういう情勢にあるわけですね。そして私は、石炭に対する一般国民の不信感というものは非常なものだと思う。第一、われわれの家庭へ届けられて、これは一トンといっても、えらい少ないなと思うときがある。不景気のときには、一トンというのは案外多いなという感じを受ける。
○多賀谷委員 私は、一般家庭用炭だけでもざっと概括的な指導をされてもいいと思うのです。工場あたりはかなり長期的な契約でしょうから、これはいいと私は思うのですが、少なくとも暖房用炭くらいは、大体カロリーと最終価格指示くらいは出してもいいのじゃないですか。
それから炭鉱は従来家庭用炭をただでもらっておった関係で、やはり家庭用炭の配給の代償として手当を出しておる、こういう制度もある。ですから私はやはり、政府の政策でこれだけ多くの失業者を出し、また社会問題になっておるのですから、この程度の政策は当然やるべきではないかと考えるわけです。全部を一般会計から求めることが困難であるならば、別の方法があるのではないか。
銘柄は二千数百に及び、複雑な中間販売機構の存在は、たとえば山元で三千数百円しておる家庭用炭が、東京においては実にトン当たり一万円以上もしておるのであります。北海道の石炭が東京を越えて阪神に行っておる、九州の石炭が阪神を越えて東京へ行っておるという、全くむだな錯綜輸送が現実に行なわれておるのであります。
外国においても流通機構の一元化を、フランス中心にして価格の公表制度を持って、そして国民に納得のいく価格で家庭用炭の販売等を中心になってやっておることを認識していただきたいと思うのであります。われわれは今後石炭を安く掘ろうという努力を行なって参ります。その成果が流通機構の中で十分認識されて消化をされない限り、石炭産業に対する国民の認識が誤りの方向をたどるであろうということも明らかであります。
特にただいま御指摘のございました家庭用炭といったものにつきましては、これは町の小さな薪炭屋といったようなものまでに数段階を経て渡っていくといったようなことから、非常に高くなっているわけでございますが、そういう中間的なむだがあるということのために、だんだんお客さんにそむかれるということでは、これは石炭業界のためにまことにゆゆしい問題であろうと思っております。
○阿部竹松君 続いてお尋ねいたしますが、さいぜんの石炭局長の御答弁によりますと、三千円の石炭が一万一千、一万二千円で売れるのは、燃料炭、家庭用炭、三百何万トンそこそこで、七%か、七%そこそこである、大勢に影響ないとまでおっしゃらなかったのですが、私そういうように聞こえた。そこがやっぱり問題なんです。そういう炭を生産している山、事業所、従業員が、そこが問題なんです。
それで、まあ家庭用炭としての需要は、ガスや電気に相当押されておりまするが、それにいたしましても、根強いものがあります。これに対しましては、どうしても、このサービス面の改善をしなければならぬ。
この家庭用炭の場合と若干趣きを異にいたしまして、いわゆるこれらが材料といたしまして、工場着これくらいの価格でないとどうしても成り立って参らないという、いわゆる限界価格が、この工業用炭の場合にはあるわけでございまして、厳密な計算ではございませんけれども、一応二硫化の場合におきまして十五キロ俵工場着の三百九十円、木炭銑の場合におきまして大体二百六十円というのが、現在のところ限界価格と、こういうふうに言われておるわけでありまして
石炭の炭種というものは非常にたくさんありまして、有煙炭もあれば無煙炭もある、工業用炭もあれば家庭用炭もある、工業用炭の中には燃料炭もあればガス発生炭もあるというようなことで、非常に品種といいますか銘柄が多いので、これはむしろ私どもこれから政府になおただしたいのでありますが、どういう形で標準炭価を作るのか、標準炭価は各銘柄ごとに作るのか、あるいは標準炭質に応じて大ざっぱに数本ないし、一本の標準炭価を作
ところがこれを家庭用炭といいますか、暖厨房用などに回すときには五千円でも取引されておる。
家庭用炭というのは別であります。
今、算定をして出されて参りました説明というものは、家庭用炭の問題ではなくて、大企業における石炭の炭価の問題を基礎にして大蔵省がやつておるわけでありますから、従つてこれは石炭手当に関する家庭用炭の問題とは全然関係ございません。こういう点は人事院としても十分お調べを願つて、あなた方の四千百五十円を最低として実現されるように、特に要望いたしておきたいと思います。
○植木説明員 ただいま苫米地委員からの質問でございますが、たとえば北海道地区の家庭用炭というような配給につきましては、おそらく現金売ということで処理していたと思います。配炭公団の荷渡しにつきましてはいろいろ契約がございまして、当時の契約ではおそらく小口の家庭用配炭について、これは代金の回收などについていろいろ技術的なこまかい問題がつきまとうので、おそらく現金売りとなつていたと思います。
もう一遍調べて一つ何級の何千カロリーは、家庭用炭として焚く炭は今幾らしておるか、而もそれは小運搬を含めて消費者の庭先でどのくらいになるかということも一つ御調査の上御報告願いたいと思うのであります。
安くしてダンピングをやつて、あるいは家庭用炭にもどんどんまわす。今度はできれば輸出もしていまいたい。こうなつて來れば、これは民主自由党内閣がお定めになりました生産計画の崩壊である。これをどうお思いになりますか。 第二には、炭價の統制の撤廃、この方向に行つておるのでありますが、これは実質的の撤廃になる。たとえば最高價格を決定しても、ダンピングがどんどん行われれば、これは價格体系がくずれてしまう。